平成25年10月31日 市会定例会会議において、自由民主党を代表して一般質問を行いました。
 
項 目
〇前 文
私は自由民主党大阪市議会議員団を代表いたしまして、橋下市長のこれまでの市政に対する取り組みと今後の施政方針について質問をさせて頂きます。
大阪市はこれまで、政令指定都市として、魅力ある大阪と市民一人ひとりへのサービス向上を目指し、独自の市政課題にも取り組んできたところです。
国においては、経済成長に向けたいわゆる「アベノミクス」が機能してきているところですが、そのような中で、まず「大阪の成長戦略」についてお伺いいたします。
 
1.成長戦略について
  市民一人ひとりが実感できる成長に向けた大阪独自の散り組み

2.学校教育について
  (1)全国学力・学習状況調査の公表について
      結果の公表を学力向上につなげる方策についての教育長の見解
  (2)学区選択制について
      学校選択制導入の意義についての教育長の見解
  (3)施設一体型小中一貫校の全市募集について
      全市募集は時期尚早であると考えるがどうか
  (4)学校教育ICT活用事業について
      PDCAサイクルの結果を踏まえて段階的に実施すべきでないか
  (5)中学校給食について
      全員喫食ではなく家庭弁当との選択制が理にかなっているのでは
       ないか
  (6)教育委員会委員について
      短期的に結果を出そうとするあまり、学校間に格差を生み出すような
       施策ばかりを 進めているのではないか 

3.公募人材について
   *公募制度のあり方について
      求められる能力が欠如している人材への迅速かつ厳格な対処の必要性
       と 市長として 果たすべき責任
   * 校長公募について
      不祥事案の発生が相次ぐ現状においては来年度の公募は見送るべき
       ではないか

4.地域活動協議会について
   実質的な補助率100%は維持すべきではないか

5.生活保護制度について
   医療扶助の適正化に向けた今後の取り組み

6.認知症施策と弘済院のあり方について
   ・今後の認知症高齢者支援の取り組み
   ・弘済院の機能を民間が担いえない場合は公的責任による機能維持を
     検討するべきではないか

7.家庭ごみの収集輸送事業の経営形態の変更について
   拙速な経営形態変更は行わず、事業の効率化の取り組みを進めるべきとの
    指摘に対する環境局長の見解

8.都市計画道路 天王寺大和川線について
   工事着手までの暫定的な利活用も含めた今後の整備スケジュール

9.うめきた2期区域のまちづくりについて
   大阪の発展を牽引するうめきたのまちづくりに対するビジョン

10.美術館について 
    新美術館や市立美術館の整備に対する所見

11.大雨等災害時の対応について
   ・災害時における市民への情報伝達についての危機管理官の見解
   ・災害時における指揮系統や他の組織との連携についての見解
   ・避難勧告発令時における市長の対応についての見解

 
〇結 び
 結びの言葉を申し上げる前に、この間の一連の地下鉄の実質値上げとなる運賃問題について、触れておかなければなりません。

地下鉄運賃については、システム改修等のスケジュールの問題から、9月末の交通局の経営会議において、「初乗り運賃」については「内外の経営環境」を踏まえて「平成26年4月の値下げについては実施しない」との経営判断がされ、議会にも説明があり、公営決算の場でも議論してきました。
しかし、市長は政治的判断で唐突に「初乗り180円」にしたい。さらに「もし、議会が民営化に反対するなら、180円に値下げした初乗り運賃を値上げする」との発言もありました。
結局、10月29日、交通局も市長の尋常でない強い要請に屈し、経営判断を覆し、「初乗り180円」の実質値上げ案に腹をくくられました。

藤本局長の「私は社長であって社長でない」と言う言葉が振り回された苦悩を顕著に表しています。
値上げの条例が上程すらされていないにもかかわらず、すでにシステム改修が進められ、さらに関係先にもその意向が伝えられるなど、条例が上程された段階で否決や継続審議などを行えば、関係先に多大なる影響、場合によっては損害を与えかねない状況となることから、実質的に議会が反対できない既成事実を作っておられます。
このような、政治手法には我々は到底納得できません。全く理解に苦しみます。
今後の委員会などの場で議論するために、この場で一石を投じておきたいと思います。

 さて、これまで、大阪市政に関してお聞きしてまいりましたが、そのお答えの全てが平成27年4月にリセットされかねない状況に対しては、我が会派としては、大きな不安を感じざるを得ません。
学校教育、公募人材、さらには特別区設置協議会での資料などのように、長期的な視野に全く立てていない。
夢や将来的なビジョンも全くない机上の議論で立案した施策なかり推し進めようとし、市役所全体が27年4月のことしか意識していません。

 大阪市改革プランの実施を初め、市民も現実に振り回され、疲れ切っていることからも明らかです。
市長もすでに気づかれているはずです、これらの施策は確実に破たんします。
素直な心を持って、認めるべき失敗は認め、やめるべきものは直ちにやめるべきであります。
それでも意地になって進めようをしているのは、市長は、市民ではなく何か違うものを守っておられるのではないでしょうか、本日の市長の答弁も、そういった論点や立場のすり替えや、ありえない比喩に終始し、一見攻めに見える政策提案も、単なる自己保身であってはなりません。思いつきが思い込みになっていると思います。

このままで良いと本当にお考えでしょうか。
大阪市民に対する心も愛も感じられません。誰のための市政なのでしょうか?

 我が会派としましては、市民一人ひとりが、成長を実感できる大阪市になるよう、市長は真に市民の生活に向き合った市政に取り組むべきであることを申し上げ、詳細な質疑は委員会でも引き続き行うこととし、私の質疑を終わらせていただきます。